スマートフォンアプリやWebサイト、ECサイトの企画・開発・運用支援、キャラクターデザイン制作など、WEBサービスを中心に事業展開されている、花咲けピクチャーズ株式会社。
今回は代表取締役の小松広人様にお話を伺いました。
きっかけは、デザイナーとして働いてくれていた社員の産休でしたね。初めは自社採用を考えていたのですが、知人を介してRemote Styleの存在を知り、 早速何名か紹介していただいきました。その時に4名ほど面談をさせていただき、そのうちの1人が今でもお願いしている男性のデザイナーさんです。
彼が住んでいる福岡から、週2日、リモートワークで仕事をしてもらっています。
特にありませんでしたよ。元から社員が自由に働ける環境があったことが大きいかもしれません。新宿にオフィスがあるので基本的には出社スタイルをとっていますが、 リモートワークも可能ですし、出社時間も自由にしています。できるだけ自由な方がストレスなく働けると思っていますし、パフォーマンスも上がると思っていますから、 あまり制限は設けないようにしているんです。
何点かあるのですが、一番は業務開始までのスピードの速さでしょうね。社員を採用となると面談してから実際に働いてもらうことになるまで1、2ヶ月は最低でも時間がかかります。 でも業務委託の場合は、すぐに仕事に取りかかってもらえることが多い。採用をしている時点で既に人が足りていない状況ですから、これはとてもありがたいですよね。
あとはやはり、経営という面から考えた時に、リスク軽減になるというところでしょうか。弊社はクライアントワーク中心というビジネスモデル上、どうしても仕事量に波があります。 弊社の場合、そこが課題でもあるんですが、そうなった時に、業務量を調整するなど相談ができる。また、福利厚生なども必要なくなってきますから、会社の負担やリスクというのは、 かなり抑えられますよね。
全くないと言ったら嘘になりますが、そこは割とポジティブに捉えていますね。
僕たちがお願いしているデザイナーさんは、毎週火曜日と水曜日に稼働してくれているんですが、その稼働日に合わせて、依頼内容をまとめなくてはなりません。 ただその分、仕事にメリハリがつくので、逆に良いかなって思っています。
事前に依頼内容をまとめなくはいけないというのも、リモートワークの場合にはとにかく丁寧に仕事を依頼すべきだと思っているからです。
目の前でいつでも話ができる社員とのやり取りにおいては、ホワイトボードなどを使って共有を済ませてしまう事も多いのですが、 リモートでのやりとりとなると、そう簡単には行きません。ドキュメントなどを使って、細かく丁寧に指示出しや共有をして行きます。 一見面倒に感じるこの作業ですが、ここがすごく大事なんです。
ここの依頼が雑になると、やはりアウトプットにズレが生じてきます。そうなると、修正依頼などでの戻しの回数が増えてしまいますし、 こちら側のコミュニケーションコストもかかってしまう。それはどちらにとっても良くない状態ですから、そうならないように、 事前の準備と依頼は出来る限り行うようにしています。
依頼内容の話と少し被ってしまうかもしれませんが、やって欲しい事とやって欲しくない事を明確にしておきますね。 デザイナーさんの場合、考えられるデザイナーさんとそうでないデザイナーさんがいると思っていて、お願いしているデザイナーさんは前者の方なんです。
ですから、「ここは考えるところから一緒にやって欲しい」「ここはクライアントとの擦り合わせの上決まっている事だから、 このままデザインに落とし込んで欲しい」という風に、明確に役割を伝えることが重要かなと思っています。そうする事で、作業時間にも無駄が発生しないんです。
そうですね。普段はチャットでのコミュニケーションを取りつつ、新たな仕事依頼をする時にはビデオミーティングも併せて行うようにしています。
実は以前、彼が別件で東京に来られた際、会社にも挨拶に来てくれたんですよ。そこで色々と話す時間を取れたことで、関係を深める良い機会になったんです。 「結構熱い想いを持って仕事に接してくれているんだな」ということも分かりました。仕事におけるコミュニケーションとはいえ、やはり直接話すということは大事。 ですから、今後も機会を見て直接会える機会を作ってきたいと考えています。
また、一緒に仕事をする時間が増えれば増えるほど、信頼関係や共通認識が積み上がっていきますし、デザインなどの感覚も合ってきます。 もう1年以上弊社の仕事に携わっていただいている彼は、今いなくなられては困りますね(笑)。会社にとって、なくてはならない存在です。これからも長く一緒に仕事をさせてもらえたらと思っていますよ。
製作内容や必要リソースが細かく決まっていなくても大丈夫。
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